- 2026年6月30日
- 2026年6月25日
眠気・いびき・中途覚醒が気になる方へ|睡眠外来の受診目安チェック

「いびきがひどいと言われる」「夜中に何度も目が覚める」「日中、強い眠気に襲われる」。こうした悩みを抱えながらも、「年齢のせい」「疲れているだけ」と見過ごしている方は少なくありません。
しかし、これらの症状は睡眠時無呼吸症候群(SAS)をはじめとする睡眠障害のサインである可能性があります。睡眠の質の低下は、日常生活や仕事の効率だけでなく、高血圧や心疾患など生活習慣病のリスクにも関わってきます。
この記事では、睡眠外来を受診する目安となるセルフチェックや、当院での検査・治療の流れについて詳しく解説します。
こんな症状はありませんか?セルフチェックリスト
以下の症状に複数当てはまる方は、睡眠外来へのご相談をおすすめします。
就寝中の症状
- 家族やパートナーから「いびきがうるさい」と言われる
- いびきが突然止まり、再び大きな音で再開する
- 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
- 息苦しさを感じて目が覚めることがある
日中の症状
- しっかり寝たはずなのに熟睡感がない
- 日中、強い眠気に襲われ、会議や運転中にも眠くなる
- 起床時に頭痛がする
- 常に身体がだるく、疲れが取れない
睡眠外来とは?睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
睡眠外来では、不眠症をはじめとしたさまざまな睡眠障害を取り扱います。不眠症の原因や対処法については、当院の不眠症のページでも詳しく紹介しています。
その中でも特に注意が必要なのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)です。睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気で、主に舌の根元が喉の奥に落ち込んでしまう「舌根沈下」や、肥満、顎の骨格的な特徴などが原因で気道が狭くなることで発症します。
睡眠中に脳や身体が十分な酸素を受け取れないため、日中の強い眠気や集中力の低下を引き起こし、仕事や運転などに深刻な影響を及ぼすことがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい人の特徴
SAS は中年男性に多いといわれていますが、女性や若い世代でも発症することがあります。以下のような特徴がある方は、特に注意が必要です。
- 肥満気味で、首回りに脂肪がつきやすい
- 顎が小さい、または後退している
- 扁桃やアデノイドが肥大している
- 加齢により喉まわりの筋力が低下している
- 女性の場合、更年期以降でホルモンバランスが変化している
- 家族や周囲の人にいびきや無呼吸を指摘されたことがある
これらの要因が複数重なるほど、SAS を発症するリスクは高くなるといわれています。一つでも当てはまる方は、自己判断で済まさず、早めに専門の医療機関にご相談ください。
睡眠障害を放置するリスク
放置すると、高血圧や心疾患、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクを大きく高めることが分かっています(出典: 厚生労働省 e- ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群/ SAS 」)。また、睡眠不足は集中力の低下や気分の落ち込みを招き、うつ病や適応障害と関連していることもあります。「ただの疲れだろう」と一人で抱え込まず、気になる症状があれば早めにご相談ください。
当院での検査・治療の流れ
1.初診・カウンセリング:日中の眠気やいびきの状況など、詳しい症状をお伺いします。
2.簡易検査(ご自宅での検査):専用の検査機器を装着して寝ていただき、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を測定します。機器は郵送、または受付でお渡しし、検査後はご返送いただくだけですので、お仕事を休む必要はありません。
3.診断と治療方針の決定:検査データを解析し、一定の基準を満たして睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、健康保険適用での CPAP 治療を開始します。
4.定期的な外来通院(月 1 回):健康保険で CPAP 治療を継続するためには、月に 1 回の定期受診が必要です。使用時間や無呼吸の改善度合いを医師が確認し、マスクのフィット感や空気圧の調整など、きめ細かなサポートを行います。
CPAP 療法で期待できる効果
CPAP(マスク式持続陽圧呼吸療法)は、SAS の標準的かつ効果的な治療法です。就寝時に専用の鼻マスクを装着し、一定の圧力を加えた空気を気道に送り込むことで、塞がってしまった気道を内側から押し広げ、睡眠中の無呼吸を防ぎます。適切に継続することで、以下のような効果が期待できます。
- 睡眠の質の改善:途切れがちな睡眠が解消され、深い眠りがとれるようになります
- 日中の眠気・だるさの改善:仕事の効率や集中力の向上が期待できます
- 生活習慣病の予防:高血圧や脳卒中など重篤な合併症の予防につながります
通院・費用について
CPAP 治療を健康保険で継続するには、月 1 回以上の定期受診が必要です。費用には機器のレンタル料や診察料が含まれますが、自己負担額の目安や保険適用の条件は制度の改定により変わることがありますので、詳しくは診察時にご確認ください。当院では診断書の即日発行にも対応していますので、勤務先への提出が必要な場合もお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 検査に痛みはありますか?
A. 簡易検査では、指先や鼻に小さなセンサーを装着するだけです。痛みはなく、ご自宅でいつも通りに眠っていただくだけで検査が完了します。
Q. CPAP は一生使い続けなければなりませんか?
A. 必ずしも一生ではありません。減量や生活習慣の改善によって症状が軽くなる場合もあります。医師と相談しながら、定期的に治療方針を見直していきます。
Q. いびきだけで、無呼吸の自覚がない場合でも受診できますか?
A. もちろん受診いただけます。いびきだけでも日中の眠気やだるさがある場合は、一度検査を受けることで安心につながります。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
当院の睡眠外来が選ばれる理由
越谷 K こころのクリニックの睡眠外来には、無理なく続けられる工夫があります。
- 自宅でできる簡易検査からスタートできるため、来院や入院の負担が少ない
- 健康保険適用での CPAP 治療に対応している
- 診断書の即日発行に対応しており、勤務先への提出もスムーズ
- 土曜・祝日も診療しており、平日忙しい方でも通院しやすい
- 「LINE でカンタン セルフこころ診断」で、受診前に気になる症状を手軽にチェックできる
越谷 K こころのクリニックの睡眠外来について
当院は東武スカイツリーライン「新越谷」駅徒歩 1 分、JR 武蔵野線「南越谷」駅徒歩 2 分の、通いやすい心療内科・精神科クリニックです。土曜・祝日も診療しており、お仕事をしながらでも受診しやすい体制を整えています。初めて受診される方は初診の方へのページもあわせてご確認ください。「いびきや不眠くらいで」と思わず、一人で抱え込まず、まずはご相談ください。